略式結納とは?
略式結納とは「結納金」「のし」「末広」の3品を基本とした結納金メインの簡単結納のこと。地方による違いはなく全国共通の形。指輪などの記念品メインの場合もあります。
- 結納金のみ
- 略式3品=結納金メイン「結納金」「のし」「末広」の3品。
- 略式3品の同時交換
- 記念品のみ=結納金は無しで指輪などの記念品の贈呈のみ。
- 記念品の同時交換=指輪と時計など交換し合う。
- 略式5品=基本の3品+「するめ」「こんぶ」などで少し豪華に。
形的にはこの6つのパターンを略式結納と呼びます。
最近は簡単に結納をしたいという方も多く、レストランなどでの食事会を兼ねた結納にも略式結納ならば堅苦しさもなく、簡単でコンパクトに行えます。いずれも地方による違いはあまりなく全国共通の形と考えても良いでしょう。
それでは1~6まで順番に見ていきましょう。
1.結納金のみ
結納金だけ・結納金の袋・祝儀袋・金封だけをお渡しする方法です。”けじめとして”結納金位はお渡したいと思っているかたが大半。せめてもの気持ちとし結納金だけはお渡ししたいとの意見を形にした結納です。
確かに本来の結納とはかけ離れたものと感じられる方もありますが、いかに気持ちがこもっているかが大事な部分。
ポイント 結納金の袋だけとはいえ、最低限、風呂敷で包んでご持参ください。
2.略式3品
略式といえば「のし」「結納金」「末広」の3品。この形が定番中の定番。色合いは紅白のものからピンク系の物までいろんなバリエーションがあります。結納金だけの場合は”渡す”という感覚ですが、例え3品でも台に乗っているものは、小さいながらも”飾る”というタイプになります。
ポイント 3品でも、飾り全体のボリュームの違いがあります。
3.略式3品・同時交換
定番の略式結納3品で、結納と結納返しを一度に済ませてしまう同時交換と呼ばれるのがこのタイプ。関東などでは結納を交わすといいますが、本来の関東のやり方とも言えます。自宅でも外でも要領は全く同じです。一般に結納用は「赤」結納返し用は「青」を使いますが、関東では結納と結納返しの区別なく「赤」を使うこともあります。
ポイント 同じ結納飾りの色違いで揃えるのが間違いがない。
4.記念品のみ
結納金はなく記念品のみ。記念品としては一般に指輪が多いので、指輪飾り台に乗せます。こうすれば例え指輪だけでもそれなりの格好が付きますし、レストランなどでの食事会を兼ねた顔合わせ結納の場合でも違和感がないと思います。
5.記念品・同時交換
記念品は男性から女性へ渡すだけでなく、女性からも時計などの記念品をお渡しするタイプ。お互いに記念品の交換をした後「これを頂きました」と両家の家族に見せれば、まるで芸能人の婚約発表みたいな感じ。何よりお互いに喜びと自覚と感謝の気落ちを感じる事ができるのではないでしょうか。
ポイント 記念品が間に合わない場合、目録にする方法もあります。
6.略式5品
写真は基本の3品に「するめ」「こんぶ」をプラスした5品。するめやこんぶではなく、目録や指輪飾りをを加えて5品にしたり、様々な組み合わせが考えられる。ただなんでも組み合わせればよいということではないですが、基本からあまり外れていなければ、柔軟に組み合わせをしても良いでしょう。
ポイント 上記写真の木製の白木の台を使ったオーソドックスなタイプが逆に新鮮な感じで良い感じ。
ポイント 下の台は本来、木製の白木の台を使いますが、後でお盆として使えるタイプもあり、記念の品として新居で長く使えそう。※下の台だけ木製台から黒塗りのお盆に変更しています。
婚約記念品について
指輪等の婚約記念品はもちろん、他の記念品(ネックレス・時計・スーツ等)がある場合も、可能ならば、結納当日一緒にご持参下さい。品数が偶数になってしまう場合もあるかもしれませんが、略式で結納をという場合、あまりこだわらなくてもよいのかもしれません。
まとめ
結納は本来、男性側の親御さんから女性側の親御さんへ誠意の気持ちを伝えるためのもの、自分たちの結婚ではあるのですが、やはり両家の親御さんのご意向も十分に踏まえたうえで進めるようにしましょう。
結納は土地柄といったものも重要な要素、果たして略式で良いのか、それとも少しは正式な形も取り入れるべきか。
また9割がた立てる方がない仲人につきましても、本当に無しで良いのか、女性側の意向なども聞きながら皆様が納得した形で進めるようにしましょう。
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この記事を監修してくれた人
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結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。
時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。
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