九州式の結納の特徴としては以下の3つ
- 「お茶飾り」
- 「鯛」
- 「清酒」
それでは順番に見ていきましょう。
1、「お茶飾り」
房の付いた部分が引き出しになっていてここにお茶を入れます。使用するお茶は「番茶」なぜ番茶?番茶はなかなか出ない(出が悪い)ので、いったん嫁いだらなかなか出ていかない。ということからお茶の飾りを使うのです。ちなみに目録などに書く場合「御知家」という字を当てています。
九州では結納金の名称は「結納料」が多いのですが、お客様のご要望により小袖料としています。
2、「鯛」
本来、生の鯛を雄雌一対で付けるものでしたが、生の鯛を持参するのも正直なかなか大変ですので、最近ではこれはお金で包むという方法も多いようです。この場合の名称は「御鯛料」結納品の中の酒肴料を包む部分に入れます。
3、「清酒」
こちらも本来は角樽(つのだる)と呼ばれる朱塗りの入れ物に入れていましたが、化粧箱の状態に入ったお酒を和紙と水引で包んだ形でも十分立派な形にはなるかもしれません。
以上の3つをプラスすることで、九州式の結納飾りにアレンジすることが可能だと思います。
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いまどきの結納「あいだみつを”こころ”」
を九州式にアレンジしました。女性側が九州、簡単でもいいから一応筋道だけは通してほしいとのことで、略式結納ながら、極力九州の形に近づけた形にしました。右端は「お茶飾り」左端は「清酒」清酒は正式には一対ですが1本付けています。一生涯と一升と掛けて1本ということもあります。鯛は現物ではなく「御鯛料」として現金で包んでいます。松竹梅の下に金封がありこちらにお入れする形としています。
金屏風を立て高砂のお人形もプラスし、ここまでくると略式とはいえ最高ランクの部類とでもいえる形となりました。
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この記事を監修してくれた人
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結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。
時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。
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