関西式と関東式の違い
結納飾りの松竹梅鶴亀といった部分は全国共通ですが配置・品数等、地方によって違いがあります。大きく分けて「関西式」と「関西式」に分けられます。ここではまず関東式について解説します。
関東式
関東式とは、関東地方全般で行われている基本的な結納のやり方のこと。
広く静岡・東北・北海道など東日本全般が関東式結納の地域となります。意外なところでは沖縄の結納も関東式です。
9品目
【特徴】
結納飾りは一品一品コンパクトになっており、まとめて一台に乗せたタイプが一般的。
松竹梅鶴亀といった基本的な品は同じですが結納金とその10%の酒肴料(家内喜多留)をつけます。例えば結納金が100万の場合、酒肴料は10万となります。この場合お金の袋は2つになります。 9品飾りの場合、結納品の中に鰹節を加えています。目録を品数の一品に数えます。
関東式9品目 目録
【目録の宛名】
<本人>→<本人>宛てが一般的。<家>→<家>も無難。指輪を目録に記載する場合、目録上の品数表記が偶数になってしまうのを避けるため「指輪付」とします。
【目録の形とサイズ】
縦39.5cm×横53cmの6折りの非常に縦長の形になります。
-
- 目録(もくろく)=結納品の品名を書いた明細のようなもの
- 長熨斗(ながのし)・・・長くのばすの意、不老長寿の象徴
- 御帯料(おんおびりょう)・・・結納金
- 末広(すえひろ)・・・家運の発展を願う、純白の扇子
- 友白髪(ともしらが)・・・ともに白髪の生えるまで夫婦円満で
- 子生婦(こんぶ)・・・子宝に恵まれるように、子孫繁栄
- 寿留女(するめ)・・・素晴らしい女性でいて欲しい
- 勝男節(かつおぶし)・・・逞しい男性であってほしい
- 家内喜多留(やなぎだる)・・・柳樽、酒の意、酒肴料として
7品目
【特徴】
7品目は松竹梅鶴亀といった基本的な品は同じですが「酒肴料」(家内喜多留)と「鰹節」を省いて7品としています。さらに「するめ」「こんぶ」を省いたものが5品となり、品数が少なくなるほど略式になります。結納飾りは一品一品コンパクトになっており、一台に乗せています。また目録を品数の一品に数えます。
関東式7品目 目録
【目録の宛名】
<本人>→<本人>宛てが一般的。
<家>→<家>も無難。指輪を目録に記載する際指輪付とすることがあります
【目録の形とサイズ】
縦39.5cm×横53cmの6折りで非常に縦長の形になります。
-
- 目録(もくろく)・・・結納品の品名を書いた明細のようなもの
- 長熨斗(ながのし)・・・長くのばすの意、不老長寿の象徴
- 御帯料(おんおびりょう)・・・結納金
- 末広(すえひろ)・・・家運の発展を願う、純白の扇子
- 友白髪(ともしらが)・・・ともに白髪の生えるまで夫婦円満で
- 子生婦(こんぶ)・・・子宝に恵まれるように、子孫繁栄
- 寿留女(するめ)・・・素晴らしい女性でいて欲しい
5つの項目で7品?
一、○○と箇条書き項目を奇数にまとめます。(7品の場合5)
熨斗は「長熨斗」とし頭ひとつ上に書きます。(単位は書かない)
目録の書き始めタイトル部分の「目録」も一品と数え7品。
関東では結納の時に結納返しも同時にしてしまうことが多いため「交わす」と言い、この際家族構成や親族構成などを書き記した「家族書」「親族書」も交換するケースがあります。
一台に細かく全部乗った形式を関東式と呼んでいますが、あくまでも分類上の呼び名であり関東以外の方でもコンパクトにでも必要な品数は省かずに結納をしたいという方に最適。
5品目
【特徴】
5品目は7品から「酒肴料」(家内喜多留)と「鰹節」さらに「するめ」「こんぶ」までも省いたものになります。品数が少なくなるほど略式になり、関東式の中では最も簡略なタイプになります。結納飾りは一品一品コンパクトになっており、一台に乗せています。台の長さは9品や7品に比べると若干小さめになっています。5品でもやはり目録を品数の一品に数えます。
関東式5品目 目録
【目録の宛名】
<本人>→<本人>宛てが一般的。
<家>→<家>も無難。指輪を目録に記載する際指輪付とすることがあります
【目録の形とサイズ】
縦39.5cm×横53cmの6折りで非常に縦長の形になります。
-
- 目録(もくろく)・・・結納品の品名を書いた明細のようなもの
- 長熨斗(ながのし)・・・長くのばすの意、不老長寿の象徴
- 御帯料(おんおびりょう)・・・結納金
- 末広(すえひろ)・・・家運の発展を願う、純白の扇子
- 友白髪(ともしらが)・・・ともに白髪の生えるまで夫婦円満で
まとめ
- 関東式の結納飾りの特徴は「平面的」
- 目録も品数に入れる
- 品数は9・7・5
- 「本人」対「本人」と考える
関西式結納も見てみる
9:00~18:00(木曜除く)
<電話料 無料>0120-22-7637
この記事を監修してくれた人
-
結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。
時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。
最新の投稿
- 結納金の入れ方渡し方2024.01.31結納金だけの渡し方【徹底解説】
- 結納金の入れ方渡し方2023.05.31結納金 袋の表書きと中包みの書き方
- 結納の準備・段取り2023.04.16結納の必要性 結納は必要か
- 結納金の入れ方渡し方2020.01.11100万円の包み方