意外な盲点!風呂敷の広げ方、金封の取り出し方

結納金は風呂敷に包んだままお渡しするのではなく、風呂敷を広げて(ほどいて)中味を取り出してお渡しするわけですが、

まず”風呂敷の包み方”については、以下のページでも説明してきました。

では反対に”風呂敷の広げ方(ほどき方)”や“金封の取り出し方”ってどうやるのでしょうか?

はて?(笑)

「風呂敷を包む」という動作は自宅でゆっくりと何度も包みなおしたりして納得のいくまでできますが「風呂敷をほどく」という動作は、変な言い方かもしれませんが一発勝負!風呂敷から結納金の袋を取り出す動作を相手様の目の前でスムーズに行わなければなりません。結納の席で相手様が目の前に居るとなるとプレッシャーで緊張はマックスに・・

そういう意味では

“包み方”よりも”ほどき方”のほうが重要かもしれません。

風呂敷の包み方を解説したサイトはたくさんあるのに、風呂敷のほどき方・金封の取り出し方について、しっかりと説明してるサイトって意外や意外、実はあまりないのです・・・。このページで説明してみたいと思います。

「何となく適当に、ゴソゴソと・・」

という方が多いのではないかと思いますが、それでもいい場合もあるでしょうし、それではまずいという場合もあるでしょう。”できれば丁寧に”が基本の結納。やっぱり丁寧にしておくに越したことはありません。

ほどき方については、いろいろなやり方があります。著名なお作法の先生など、私の説明と少し違うやり方を説明しておられる場合もありますが、どれも間違いではないです。

以下のポイントさえ外していなければ、多少手の位置や動きなどが違っていても全然構わないと思います。

基本的に押さえておくべき点

  • 右開きにする
  • 右回しにする

それでは早速風呂敷包みをほどいて、中の金封を取り出してみましょう。順を追って写真で説明しますので、お手元にふくさや風呂敷があれば、同じようにやってみてください。

風呂敷のほどき方手順

まず右手でふくさ(風呂敷)の端を持ちます。
右手で右開きに広げます。
左手でふくさ(風呂敷)を軽く押さえたまま、袋状になった部分から金封を取り出します。
取り出した金封を一旦左手に持ちかえ、右手でふくさ(風呂敷】を左に戻します(閉じます)。
閉じたふくさ(風呂敷)の上に金封を置きます。

差し出し方は3つ

両手でバランスよく持ち差し出します。
左手の手のひらを台代わりにして差し出します。
裏側でふくさを小さく握りこむ方法もあります。
  • 風呂敷は当然ながら芯がなく柔らかいので金封を落とさないように
  • 左の手のひらを支えにする方法は一番安定します。
  • 柔らかい縮緬素材のふくさ(風呂敷)の場合軽く握りこむという方法でも構いません。きちんと元通りの形にたたんでから握りこめば思ったほどクチャクチャにはなりませんが、「あっ!くちゃくちゃにした・・と相手様から思われそうで・・」というご心配の方にはこの方法はおすすめしません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?できそうですか?

こんなこと説明されなくてもわかってるよ、という方もあるかもしれませんし、ひょっとしてもつと効率の良い方法があるよ、ということであれば、記事の中でもお話しした「右開きにする」「右回しにする」この2点さえ押さえてあれば、どんなやり方でも全然構わないと思います。

しかし何よりもぶっつけ本番では、やはり不安なものです。大切な日の日のためにしっかりと練習しておきましょう。また颯爽と軽やかに手慣れた感じで扱えたらカッコいいのは間違いありません。やっぱりかっこいいほうがいいですよね(^^♪

この記事を監修してくれた人

小林 憲司
小林 憲司結納ドットコム
結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。

時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。

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