結納をしない選択、結納をしないメリットとデメリットを確認してみよう!

結納 しない

ところで、いまこのページをご覧のあなたは「できれば結納をしたくない」もしくは「結納をしなくてもいいんじゃないのかな」と考えておられるのではないでしょうか

実は、結婚をしようと決めた人の約65%が「結納をしたくない」と考えているようです。

結納をしたくないと考える理由としては「めんどくさい」「お金がない」「堅苦しい」「友達がやってないから」といったことがあるようです。

その中で多くの方があげる理由としては「めんどくさい」ではないでしょうか。確かに今は本当に便利な時代になりました。居ながらにして 何か欲しいものがあればポッチとすれば夜中であろうと買い物はできるし、その上すぐ届く。

そんな合理的な時代に、わざわざ出掛けて、しかも堅苦しい儀式をするなんて、確かにそりゃめんどくさい(笑)

6割以上もの人が、「結納をしない」と考えるのも納得できる数字ですよね。

ただしこの数字には続きがあります。

この「結納をしない」と考える人の半数以上は実は「できれば結納ぐらいはしておいたほうがよいのでは・・」と心の片隅では考えているようなんです。
なぜ、「結納 しない」と考える人の半数以上が「できれば結納ぐらいはしておいたほうがよいのでは・・」と考えているのか、その理由はふたつあります。

ひとつは、確かにめんどくさいけれど、ここまで大切に育ててくれた彼女のご両親に、

(1) 自分の誠意の気持ちくらいは示したいというケース。

このケースの場合、世間の流れで結納はしないと決めたけれど、やっぱり心のどこかで本当にいいんだろうか、彼女の親に「なんだ結納くらいするだけの甲斐性もないのか」と思われはしないだろうかと・・

(2) 結納をしなかった結果“結納をしなかったデメリット”に気づくケース。

また、もうひとつのケースは、結納をしなかった結果“結納をしなかったデメリット”に気づくケースです。ただこれでは正直遅い!今これを読んでいるあなただけは、後でしまった・・とならないでほしいのです。

結納をしなかったデメリットは大きく分けて以下の2つです。

  • 相手の親から常識がないと思われてしまった。
  • 二度と経験できない

「相手の親から常識がないと思われてしまった」

「やらなくてもいいんじゃないか」とこちらで勝手に考えていたけれど、実際には「簡単でもいいから結納位してほしかった」と後でわかった。しかし時間を巻き戻してもう一度というわけにはいきません。結果相手の親からは”常識がない”という印象を持たれてしまった。

最初のケースの話と、ダブった内容ではありますが、ダブってここでも出てくるという事はそれだけ重要なポイントだという事です。

“本音と建て前”という言葉がありますが、娘を嫁がせる女性側からしてみれば、娘を大切にしてほしいという思いが当然ながらあるわけで、相手に対して”こうしてほしい”とストレートには言えないのが本音。「本当に気持だけで」は建前。

相手のあることは、やはり常に相手のことを考え気遣い、思いやりの気持ちがいかに持てるかがポイントとなります。

相手が望むもの、それは結納品かもしれませんし気持ちの部分かもしれません。それが提供できれば、相手は満足し、ハートをがっちりつかんでこちらへの信頼感がぐっと増します。そうなれば結納自体がとても有意義で意味のあるものになるのではないでしょうか。

「二度と経験できない」

今のこの時期でしか経験できない結納、確かに堅苦しいけれど、結納を経験した人の意見として「想像していたよりも悪くはなかった」「案外楽しかった」「両家の親睦が図れた」「両家の距離がぐっと縮まった」「結婚に向けての自覚が芽生えた」「なにより彼女の親に安心してもらえたのが実感できた」など

約80%以上の方は結納をしたメリットを感じ、結納をした後はおおよそ肯定的なのも事実です。

結納をしない場合は確かに楽ですが、二度と結納を経験する事ができないという大きなデメリットもあります。

そこで、この記事をお読みのあなたに心から伝えたいことがあります。

それは・・・。

せっかく結納という“他の人が経験したくても経験できないような素晴らしい日本の文化を経験できるチャンス”を与えられてるのだから、ただ単にめんどくさいという理由だけで結納をしないのはあまりにも勿体ないです!

外国の方などからみたら、日本人って何で自分の国の文化をもっと知ろうとしないのだろうと、不思議に思うと思います。

文化とは思わない

いや結納なんて文化じゃないよ・・と思われる方もあるかもしれません。

でも1400年前の仁徳天皇の時代から現在まで千何百年も続いてきているという事は、やはり何らかの意味があり結納をすることに価値を感じてきたからこそ続いてきているわけで、意味のないものが千何百年も続くなんて考えられないですよね。

余談ですが、こちらの水引のページはどうでしょうか?結納のもととなる水引のページです。素晴らしい日本の文化だと思いますがどう思われますか?結納飾りはこの水引と和紙で構成されているのです。

水引Facebook

ちょっと話が横にそれてしまいました・・結納に話を戻しますね。

「めんどくさいのがイヤ」「お金がかかるのがイヤ」なら、“あまりお金をかけずに結納をするめんどくさくない方法”を探せばいいということです。

何度もいいますが、結納をしないのは本当に本当に勿体ないんですよ!

というわけで、今回は「結納をしたくない」と思っている方へ向けて、簡単に結納をするためのコツをお教えします!

それではまいりますっ!

「結納をしない!」その理由を解決するために

先ほど、結納をしない理由としてはは、「めんどくさい」「お金がかかる」といった2点を聞くことが多いと言いました。ということは、ぶっちゃけなところ、このふたつの大きな不満が解決できれば、結納をしてもいいはずです。

そこで、このふたつの不満の解決策について考えてみました。

まず、「めんどくさい」という不満の解決策を考えてみましょう。

「めんどくさい」と考える一番の理由は、やはり“するめ・こんぶなどの付いた結納セットを並べること”だと思います。

昔からの結納だと、するめや昆布はもちろん他にもたくさん品があって並べるのは結構大変。毎日見るものではないだけに、並べ方もよくわからないし、あいさつも難しそう。また最近は仲人さんはないケースが多いですが、ある場合などは、両家を行ったり来たりして持って行ってもらったり、後で仲人さんにお礼をして・・と確かに、ここまで考えただけでも憂鬱になりそうなくらいめんどくさいです(-_-;)

ズバリこの不満を解消するための方法は2つです。

1.するめ・こんぶなどがごちゃごちゃ付いた結納品を使わない

えっ使わなくていいの?それって結納ではないんじゃないの・・と思われるかもしれません。するめ・こんぶが決して悪いわけではありませんが、これらの品がめんどくさいという理由の一つとなっていることは間違いありません。

もちろん今でも正式な結納をとお考えの方もあり、そういった方には、私のこの話は向いていません。

また結納をするうえで一番大事なことは「相手のあることは、やはり常に相手のことを考え気遣い、思いやりの気持ちがいかに持てるか」がポイントでしたよね。この点をきちんと押さえておくこと、それができるかが、この方法をとれるかどうかのキモになります。

ではどんなふうにすればよいのか・・

結納品の中でどうしても外せないものだけに絞っていくと、結局のところ「結納金」と「指輪」に絞れてくると思います。これをさりげなく持参する方法を考えればよいわけです。

結納金だけ

結納金はまさか銀行振り込みでというのもありませんので、当然ながら現金を包むわけですが現金を裸のまま持参するわけにもいきません。ポケットに入れおいてポイっと渡すわけにもいきません。最低限失礼に当たらない、入れ物と風呂敷は用意したほうが良いと思います。

「なんだ、お金かかるじゃない・・」

確かに全くお金がかからないという事はありません。ただ結納金を入れる袋自体は2000円位程度ですので、昔の何万もする結納セットに比べれば拍子抜けする金額かなとは思います。

入れ物は、御祝い金などを入れる封筒でもOKです。コンビニなどでも売ってはいますが、ただ結納金となると平均で50万~100万と金額が多くなるため、コンビニなどで売られている袋だと入らないと思います。

また一番頭の痛い点として、金額や表書きを自筆で書き入れる必要があります。それはサインペンなどではなくできれば毛筆で書く必要があります。

結納袋の代筆一番頭の痛い代筆の問題をクリアできる方法としては、まず自分で挑戦してみるのが第一。うまい下手は別にして心を込めて書くというのであればそれが一番良いとは思います。

ただそれがちょっと難しいかなとなると結納ドットコムのサイトなどで代筆をしてもらったものを購入するという方法がおすすめかもしれません。代筆はもちろんマニュアルももらえ、恥をかかずに結納金をお渡しするためのノウハウも、納得いくまで徹底的に教えてくれます。

指輪だけ

結納金はないけど指輪だけを持参するのも、今時の方法としてはありかもしれません。指輪と時計をそれぞれ交換という事でもいいですよね。結納金と指輪を渡すというのでもいいですよね。それは結納ではないという意見もあると思いますが、やはりハートの部分がしっかりとしていさえすれば、これもまた新しい結納の形だと考えても良いのではないでしょうか。

2.結納を自宅でしない

特にこれは、男性側よりも女性側の問題かもしれませんが、女性側のめんどくさいの理由のトップに挙げられるのが、この自宅で結納をするという点。

自宅で結納をするとなると、部屋の。家中の大掃除に始まって、お茶を出す湯飲み茶わんが蓋付きのもので揃っているか、欠けていないかのチェックに始まり、床の間の生け花、掛け軸の準備、お茶出しのお手伝いに嫁いだお姉さんを呼んで手伝ってもらうなどなど本当に大変。

いっそここは最初から外へ出てしまって外の会場でするという選択があります。最近はどこの会場でも結納ができますし、会場のスタッフにある程度お任せできるので楽ができますよね。

もちろん自宅ですれば自分の生まれ育った環境を彼と彼のご両親に見てもらえるというメリットもありますので、自宅で結納をすること自体すべて否定しているわけではありません。

最後にこのページのまとめを書いておきます。

まとめ

結納はしなければならいという決まりはありません。「結納しない」を選択するのも一つです。 結納をしなくても、幸せな結婚/将来を手に入れることもできるでしょう。

ただ、結納をしないという結論を出す前に、理由を書き出し、それらを一つ一つ見直してみてください。 あなた自身、周りの関係者に対して、結納をしない理由を明確にできるようにして、最終判断を下してみてはいかがでしょうか。 それからでも遅くはありません。

今一度このページ読み返してみていただくことで、答えを見つけ出すヒントが見つかるのではと思います。

結納全般についてご質問がございましたら何なりとお尋ねください。
結納のプロとして最適なアドバイスを差し上げたいと思っています。

9:00~18:00(木曜除く)
<電話料 無料>0120-22-7637

この記事を監修してくれた人

小林 憲司
小林 憲司結納ドットコム
結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。

時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。

シェアしていただけるとうれしいです

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

よろしければフォローして下さい