結納が終わった後の結納飾り。皆さん一番気になるのは処分してしまっても良いの?という点。どうするのが良いのか、また何か他に良い方法があるのかについてお話をしてみたいと思います。
そもそも結納品はいつまで飾るもの?
本来、頂いた結納飾りは、婚約したことを広く世間の方にお知らせするという意味合いから、結婚式まで飾っておくものでした。
ご良縁に至るまでには、いろいろな方から、例えば「こんないい方がいるからご紹介して差し上げようかしら」といった具合にお気遣いを頂いたこともあったかもしれません。そんなご心配をして下さった方々に対して「いろいろとご心配頂きありがとうございます。お陰様でご縁がまとまりました」と、これ以上お気遣いなさらないように、やんわりとお伝えする意味で飾っておくものでしたが、最近ではある程度の期間が済んだらかたずけてしまわれる方が多いようです。特にいつまで飾っておかないといけないという決まりははないのですが
大体、長くても1ケ月位
長くてもこれくらいの期間飾っておいて、その間に、お友達やご親戚、お知り合いの方たちに頂いた結納飾りを見て頂き、ご良縁が決まったことへの喜びを分かち合うというのが多いようです。
最近の結納は、下の台が後でお盆として使えたり、インテリアとして使えるといった合理的なタイプのものや結婚式でウエルカムボードとして使えるものなどもあり、そういったタイプの結納品だと、結婚式まで飾っておくと埃だらけになってしまうという事情もあります。
結納品の処分・始末は?
縁起物ゆえ、可燃物として捨ててしまうにはやはり気が引けるもの。そんな場合一般には、近くの神社などでご祈祷をして頂いた上、結納品をお焚き上げして頂くという方法があります。また年末やお正月などでしたらどんど焼きで焼却してもらうという方法もありますが、
ただし最近は市町村によっては焼却処分上の規制が厳しくなっているところが多くなっているため、神社によってはお断りされるというケースも増えています。もちろんご祈祷の上きちんと処分をして頂ける神社様などもありますので、いくつかお近くの神社などに問い合わせてみてください。
Googleで調べてみると、例えばこちらの神社様などはお焚き上げをして頂けるようです。上野天満宮
一般的にお祓いしていただく際には「初穂料」という名目で3000円~5000円程度を包むのが常識的ですが、上記の神社様は重さで金額が決められているようですので、どのように持ち込んだらよいのか事前にご確認くださいね。
神社でご処分して頂けるところがなく、やむなく可燃物としての処理をという場合、できるだけきれいな紙に包んで、その中にお清めの塩を一緒に入れてご処分ください。
結納飾りのリメイク
結納品 リサイクルともいえる方法ですが、頂いた結納飾りの松竹梅鶴亀などを利用して結納品を羽子板にリメイクをする方法もあります。その他指輪飾りやお祝いで頂いた金封の飾りなども希望のものがあればそれらも組み入れてもらえますよ。また「豪華にしてほしい」「シンプルにしてほしい」などデザインの希望があれば伝えてみましょう。
もちろん費用は掛かるわけですが、思い出を羽子板のかたちにして残しておける上、例えば毎年お正月飾りとしてお飾りすれば、床の間を華やかにしてくれることと思います。
もちろん羽子板自体には”難をはね返す”魔除けとしての意味もありますので、普段からずっとお飾り頂いても良いでしょう。子供の幸せを願う親の思いを込めて贈られた結納品、その結納品を使って作られる羽子板は、とてつもなく大きな愛情の詰まったsuperな羽子板なのかもしれません。
結納品 再利用
例えばお姉様が利用された結納飾りを、弟様の結納で使うといったことですが、「幸せな家庭を築いているのでそれにあやかって」という場合もあるかと思います。また場合によっては結婚費用を節約のためにという場合もあるかもしれません。
いずれも、再利用する場合は相手様のご了解を得た上で再利用なさってください。だまってそのまま使って、後でトラブルになったというケースも少なからずありますので、
また再利用するとなった場合でも、例えば目録などは書き換えの必要がありますし、和紙などはどうしてもヨレてきてしまうもの、紙だけを新しくきれいに変える方法もあります。
くどいようですが
まとめ
結納飾りの処分やリサイクルについては、こうしないといけないといけないという決まりはないわけですが、やはり思い出の詰まった縁起ものであることには間違いない。処分するにしてもできるだけ丁寧に扱っていただくのが良い様に思います。
この記事を監修してくれた人

- 結納ドットコム
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結納ドットコム、ウェブマスター
1996年のホームページ開設以来20年間で年間平均1200件のべ2万件を超える結納品の通販実績を誇る。
時代のニーズに合ったスマートな結納の企画・製造・販売を手がける傍ら、冠婚葬祭に関するアドバイザーもつとめる。冠婚葬祭で悩める人々の救世主となることが第一の目標。
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